打ち直しとは
打ち直しとは使用していた布団を作り直すことを言います。
ふとんの側生地(布)を剥がして中の綿を取り出し洗浄・・開綿(綿をほぐす)除塵・足し綿をして布団の形に成型した綿を、新しい側生地に綿を入れるので新品のようになります。
『打つ』語源は江戸時代までさかのぼりますが、綿を写真のようなわた打ち弓で綿の繊維を直接バンバンと打つようにしてほぐしていました。現在では機械(成型機)で行いますが当時の名残りで今でも「打ち直し」と言っております。
下部写真のわた打ち弓は、パキスタン・中国・台湾・インド・日本などで使われていた物です。
かつて布団は定期的に「打ち直し」して長い年月使い続けてきたサスティナブル製品です。いったん中綿を取り出してほぐし直しするのでサイズ・重量変更や保温力がアップするなど、不満な点を改善できます。昨今、SDGsで謳っている持続可能な社会の実現に大きく資するものでもあります。
「布団の打ち直し」「布団の仕立て直し」「布団のリフォーム」「布団の再生」など内容はすべて一緒です。
また、「布団の丸洗い」や「布団のクリーニング」は側生地を剥がさず、布団のまま洗うことです。中綿は取り出さずに洗うのでその分安価です。
弊社では成型機で開綿して除塵・綿の成型をします。
壊れた繊維はふるい落とされ目減りするので新しい綿を追加します。
そうすることで新品のような布団に蘇ることが可能となります。